2019年1月18日、新年最初の決勝大会が開催されました。「太平洋クラブダブルスゴルフ選手権」と「太平洋クラブレディスダブルスゴルフ選手権」の2大会同時開催です。

予選から決勝まですべてが「太平洋クラブ」のコースで行われるこの大会。また、競技内容もスクランブルではなく、各ホールの良い選手のスコアだけをカウントするベストボール方式。ペア競技ゴルフのルールとしても、より“真剣勝負”に近い大会ということもあり、決勝まで駒を進めた猛者たちが集まりました。

その中でも太平洋クラブダブルスの決勝で記者が特に気になったのが全身お揃いのウェアで決めた若いペアの選手たち。お話を聞いてみました。

まずは青木優介選手、依田智也選手の「Mrs,students」のペア。

「友達に誘われて(大会に)エントリーしました。本格的にゴルフを始めたのは中学1年のころ。今回決勝大会ということで、きちんと学校に話して公休をもらえたので頑張ります!」とのこと。まだ中学3年生だというから驚きです! この日、ペアルックが決めた2人。中学3年生とは思えない落ち着いたプレーが印象的でしたね。将来が楽しみです!

続いて気になったのが、チーム名が「子離れ」と「親離れ」のペア。選手名を見てみると子離れが高津弘治選手、竹中延公選手のペア。親離れが高津愛富選手、竹中雅貴選手のペア。それぞれ同じ苗字でペアになっている…?そう、2組の親子がそれぞれ親同士、子同士でペアを組んでいました。これは今まで見たことのない組み合わせ!

ちなみに、「親離れ」のペアはおふたりとも中学3年生とのこと。こちらも将来有望です。

親子同士4人で組んでもいいチームプレーを見せてくれそうですよね! ちなみに、今年からスポーツインダストリーゴルフトーナメントのひとつとして「家族対抗」というジャンルも加わりました。「2019家族対抗ペアスクランブルゴルフ選手権 スクラッチの部/新ペリアの部」とありますので、ぜひ親子同士で出場してほしいですね。家族で盛り上げていきましょう!

今大会で1組だけペアの相手が出場できずに一人で回っていた選手がいたのですが、それが永吉冴綺選手。彼もまた学生ということでしたが、最後まで一生懸命プレーしていたのが印象的でした。

最終的なスコアもアウト41、イン41の82と一人で回ったのに素晴らしい成績! 上位入賞は逃しましたが、一人でも最後まで戦い抜く姿勢にゴルファーとしてのプライドを感じました。見ていて気持ちのいいゴルフ。お疲れ様でした!

また、カメラを向けるとポーズをしてくださる方も多くいらっしゃって、とってもフォトジェニック! 競技とはいえ、真剣な中でも楽しみながらラウンドしていらっしゃる方が多いように感じます。

また、この日はなんと同じく中学生ペアがもう1組! 若い力がこれから活躍してくれることを思うと嬉しい限りですね!

もちろん大人も負けていられません。決勝大会の常連、植田雪雄選手・本多美津子選手は今大会の決勝にも出場していらっしゃいました。毎回「大丈夫? 寒くない?」とカメラマンの私にも気を遣ってくださるので、私も何だか安心してしまいます(笑)。いつも真剣にラウンドしていらっしゃるのが印象的ですね。

さて、結果やいかに…?

と、その前に太平洋クラブレディスダブルスゴルフ選手権のレポートもしていこうと思います。こちらも決勝に駒を進めた8組の女性ペアがアツい戦いを繰り広げました。

それにしても女性同士のペアの競技というのは華やかでいいですよね! みなさんウェアも可愛いものが多く、さすが女性。もちろんペアでそろえている選手もいて、見ている私の気持ちまで明るくなります。

朝イチの練習にも熱が入ります。お互いにアドバイスをし合いながらプレーできるなんて素敵な関係ですよね。

女性ペアということでレディスティでのティショット。みなさん戦略を立てて真剣にプレーされていました。

ラインを読む姿も真剣そのものです。女性とはいえ、プレーになるとカッコイイ!

それぞれミスがあっても自分のボールに責任をもってプレーするのが競技。特にベストボール方式なので“ガチ感”がにじみ出ていました。

時にはキャディさんを味方につけてプレーするのも戦略のひとつ。

ボールの行方を真剣にみつめています。

ナイスプレーに思わずハイタッチ! スクランブルやチーム戦ではよく出るハイタッチですが、このガチ競技でのハイタッチは結構レアです。

今回の太平洋クラブレディスダブルスゴルフ選手権で唯一の学生ペアだったチーム「ぽっちゃり」の冨永くるみ選手と尾崎りお選手。二人は大学4年生だそうで、学生生活最後の競技だとか。

「優勝を目指してアンダーでフィニッシュしたいです!」と気合十分でした。

こちらはモノクロペアルックのふたり。カッコよく決まっていました。

さて、お待たせしました! それぞれの結果を発表しましょう!

まずは「太平洋クラブダブルスゴルフ選手権」の第三位から。第三位は「ATC ローリングストーンズ」の石川朗選手、石原光浩選手。アウト36、イン38、トータル74ストロークでした。

「新ペリの競技によく出るんですけど、今日は最高にかみ合いました。予選も決勝もかみ合いましたね。実はスクランブルだと思っていたんですが、あれ? スクラッチだということで、実力のあるこのペアで組みました。楽しい試合をありがとうございました!次のシーズンもまた頑張ります!」

おめでとうございます!

第二位は「ENJOY GOLF LIFE」の坂本健造選手と森田勝之選手。アウト36、イン37、トータル73ストロークでした。

「決め手は前半をパーでしのげたことと、後半もバーディ2つを先行してとれたことだと思います。おかげで余裕を持ってプレーできたかな。太平洋クラブのメンバーなので、そこで見て、インターネットで検索して出てみようって。普段も二人で(競技に)出たりして、楽しんでいます。もっともっと盛り上げていかないとね!」

おめでとうございます!

栄えある優勝は「チーム順さん」の村下秀和選手と田渕健治選手。アウト36、イン37、トータル73で二位と同スコアでしたが、マッチング方式により優勝となりました!

「今日の決め手は最終のパターですね。ちょっとミスして“あ、やっちゃったな”と思ったんですけど、風がすごくてひゅーって入りました。天が味方しましたね。(田淵選手が)クラチャンの予選落ちてゴルフやめるって言っていたところをこの試合を見つけて誘って、こういう競技に出るとモチベーション上がるんで出ましょうよって出たら優勝できて嬉しいです。また出ます!」

とのことでした。おめでとうございます!

続いて、太平洋クラブレディスダブルスゴルフ選手権の結果発表です。三位は「2929」の清野さおり選手、菊間由美子選手。アウト41、イン36、トータル77ストロークでした。

「前半(インスタート)でパープレーで1位だったので舞い上がってしまって後半は風にやられてしまいました…(笑)。でも私たちとしては本当に満足です。試合はそれぞれ出たことがあるんですが、女性のダブルスは初めてですごく面白かったです。スクランブルじゃなくてベストボール方式というのも珍しかったですし、これがなかなかしびれて面白かったです。これじゃないとっていう感じになっています。予選からお互いに助け合いで楽しかったです。いい経験になりました。目標が3位以内だったので、目標達成できてよかったです」

おめでとうございます!

二位は「ぽっちゃり」の冨永くるみ選手、尾崎りお選手。アウト37、イン37、トータル74ストロークでした。

「5打差とかつけられていれば諦めがつくんですが、同じスコアだったのですごく悔しかったです。本当に2位ですよね…(笑)? 私たち大学4年生で春からは別々の道を歩むので、この二人で出られるのは最後のチャンスだったから…。この競技への出場は後輩に受け継いで、優勝してもらいたい。伸ばせそうなところもたくさんあって、バーディを外してもったいないのがあったから悔しいです」

大学生活最後の試合に選んでくれてありがとうございました! おめでとうございます。

栄えある優勝は「BORRACHO」の馬場由美選手、松山菜穂子選手。アウト37、イン37、トータル74のマッチング方式でトップに立ちました。

馬場選手「今日はお疲れ様でした。予選会では私のスコアも役に立ったのですが、今日はほぼ松山選手のスコアということであまり役に立てなかったです…。ダブルス戦というのは駆け引きもあったりして楽しかったです。また優勝副賞のエントリーフィで出場の機会があるので来シーズンも出場させていただきたいです」

松山選手「寒い中お疲れ様でした。こういう機会で普段ないゴルフを楽しませていただきました。なかなかチームって上手くいかないんですけど、こうやって入賞できたのはすごくありがたく思います。パープレーができたらいいかなという気持ちでプレーしていました。いいコースだし楽しんでできればと思って、楽しんで回れた結果の優勝だったので良かったです」

初代チャンピオンおめでとうございます!

さて、この決勝が終わったタイミングで、一部の大会はもう2019年シーズンの試合のエントリーが開始されています。次はなんと北海道・東北・関東・中部・近畿・九州で予選が行われる全国大会もありますよ!

この“全国三大スクランブル”は2月28日まで早割が適用。お得なエントリーフィで参加することが可能ですので、みなさんエントリーはお早目に!

次のシーズンは日本のどこにいても参加できます! 競技ゴルフに興味のある方は、まずは「スポーツインダストリーゴルフトーナメント」から参加してみませんか?

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