2018年11月5日に開催されたのは、「2018アコーディアゴルフダブルスゴルフ選手権 スクラッチの部 決勝大会」。今年から始まったスポーツインダストリーゴルフツアーシリーズ記念すべき第一回の名誉ある優勝を目指し、選手たちが火花を散らしました。初代王者は最初の1回だけですからね!
開催コースは、アコーディアゴルフのブランド「トロフィアゴルフ」のコースのひとつ「石岡ゴルフ倶楽部(茨城県)」。帝王ジャックニクラウスが設計し、男子ツアーも行われてたトーナメントコースです。アコーディアゴルフのゴルフ場の中でも「トロフィアゴルフ」として別格扱いされています。男子プロが戦ったというコースに思いを馳せて、決勝大会にコマを進めた5ペアがティオフしていきました。
当日は暑くもなく寒くもなく最高のゴルフ日和。半袖でも大丈夫でしたね。ゴルフのベストシーズンに石岡ゴルフ倶楽部で競技ゴルフだなんて贅沢だと思いませんか?
と、ここで「スクラッチの部」について、どういうことかわからないという人もいるかと思いますので、少し説明しておきましょう。今回のスクラッチの部は18ホールフォアボールストロークプレーによるダブルス戦。2人の各ホールのベストスコアの合計スコアがそのペアのスコアになります。自分のボールを自分で最後までプレーするということなので、やることは普段のゴルフと同じとも言えますね。
でも、アンダーを出すのはすごく難しそう。優勝スコアは一体いくつになるのでしょうか? 楽しみです!
競技志向が高いこのスクラッチの部ですが、それだけ選手たちも真剣そのもの。さすがに手練れがそろっているようで、ティショットからフェアウェイキープの連続です。
2打目以降も相方の球をしっかりと確認、パットのラインもお互いに読みあう、情報を共有する、同伴競技ペアへの「ナイスショット!」の声掛けも忘れない。スポーツマンシップとしてのすべてが詰まっているようなプレーばかりでしたね。見ているこちらが気持ちいい!
この決勝唯一の男女ペア「Y&K」の植田雪雄選手は、次の日に行われるスクランブルの部の決勝大会への出場も決定していました。この日も息の合ったプレーでゴルフを楽しんでいらっしゃった印象でしたね。とってもうらやましい!
目が覚めるようなプレーを見せつけてくれたのが、「FUJI TEC」のペア。なんと朝一から3連続バーディという好プレーでした。こんなゴルフがしてみたい…!
グリーン上では策の練り合いが必須事項! どっちが先に打つ?
時にはキャディさんも味方につけてプレーをしなきゃいけませんよね!
唯一のレディースティ使用選手、レディースティが前にあるホールはティーショットを上手く活かせていました。さすが!
最初から最後までいいお天気でプレーできました。きっと日ごろの行いがいいんですね! はじける笑顔に思わずパシャリ。
「あ!やべっ!」なんて言いながら回るのもまた楽しいのが競技ゴルフなんですよね!
この戦いを制したのは、朝一3連続バーディ「FUJI TEC」のペア。アウト37、イン31、トータル68の4アンダー。藤代博美選手も永野真美選手も素晴らしいプレーでした! 藤代選手曰く、「今日の成績は永野さん頼りでした」とのこと。永野選手は「今日は個人的スコアでは6バーディ3ボギーで69かな? 自己ベストを達成できました。グリーン上でのパットが前半の5バーディノーボギーはちょっとできすぎかなと思いました(笑)」と笑顔を浮かべていました。
2位は「KAMOファミリー」のペア、真家智行選手、鴨志田義明選手。アウト37、イン36、トータル73の1オーバー。「元々スクラッチ競技にしか出たことはなくて、スクランブル自体は実はルールもいまいち分からない(笑)。練習場に貼ってあったポスターを見かけて参加しました。楽しかったです!」とのコメントをいただきました。普段からスクラッチ競技に出られているとのことで、腕前も確かでした。2位おめでとうございます!
そして3位は「グランドサークル」のペア、加藤昭選手、和田光正選手。アウト35、イン38、トータル73の1オーバー。和田選手は「ゴルフはバリバリやっていました。競技ゴルフは去年から。病気でしばらくゴルフをやっていなくて、復帰して競技に出ています。復帰後今年で3年目。プラスハンデまで戻しました」とのこと。さすがの腕前でした。競技は去年からということでしたが見事3位の素晴らしい成績。おめでとうございます!
スクラッチの部ということでどのチームもいつも以上にレベルの高い戦いでしたが、どのチームもいい笑顔とスポーツマンシップでこの日を終えていました。「真剣」でもありながら「仲間」と笑顔でラウンドをする。競技ゴルフにはこんな楽しみ方もあるんだよと教えてくれているようでした。
選手の皆さん、お疲れ様でした!