2019年3月12日に開催されたのは、「2018東日本ダブルススクランブルゴルフ選手権 オープンクラス/ミックスクラス 決勝大会」。初年度の2018年シーズンから参加し、決勝まで駒を進めた選手たちが優勝を目指し戦いました。名誉ある「初代王者」になれるのはこの1回だけということもあり、練習にも気合が入ります。

開催コースは、5月3日から5日の3日間「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」が行われる「浜野ゴルフクラブ(千葉県)」。名匠・井上誠一による設計の18ホールのダイナミックな名門コースです。富士通レディースや日本プロゴルフ選手権も開催実績のあるこのコース。プロたちはどう攻めていくのでしょうか。

前日の雨と強い風から一変。この日は強い風もなく、最高気温は17度の晴れ。4月中旬ほどの暖かさで汗ばむ陽気でした。今年一番のゴルフ日和の日に決勝大会とは、選手のみなさんの日頃の行いが良かったのだと思います。こんな日に歩きのラウンド、最高ですね。

この日はオープンクラスとミックスクラスがありましたが、オープンクラスというのは「2名1組で構成され、日本ゴルフ協会ゴルフ規則に規定された全てのアマチュアゴルファー」。ミックスクラスというのはこの2人ペアの構成が「男性・女性であること」という制限が付きます。

女性は赤ティから回れるので、ティイングエリアが前にあることをアドバンテージとしてオープンクラスに出るというのも作戦のひとつではありますが、男女ペアは同条件のミックスクラスに出ていたペアが多かったようで、オープンクラスは決勝のすべての組が男性同士のペアでした。こういった部分にも各試合の色が出ますよね。

そういえば、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、優勝カップに大会名が刻まれました。優勝者は下の台座の部分にそれぞれ名前が刻まれますので、ぜひみなさんの名前も残してくださいね!

そんな中、トップの組がティオフ! 優勝スコアは一体いくつになるのでしょうか? この日は池の周りに河津桜が咲いており、コースを彩っていました。桜をバックにピース!いい笑顔をありがとうございました。

男性ペアだとなかなかお揃いのウェアはいませんが、オリジナルのワッペンを胸に縫い付け、赤ポロシャツでお揃いの「きくりん」ペア。やはりお揃いはフォトジェニックです。大会によっては決勝のドレスコードは「色合わせ」や「お揃い」なんていうのもいいかもしれませんね。

この日特に目立ったのは「飛距離計測機」を使っている選手の多さ。ルールとして使用可能ではありましたが、多くの選手が使っているのを見ると競技ゴルフにおいて「当たり前」のアイテムになりつつあるのかもしれませんね。

ラインを読むのは慎重に…。「どっちに切れてる?」なんて会話が聞こえてきそうです。

この時期のゴルフでツラいのは花粉! 選手の中にもマスクをしてプレーする人が目立ちました。ゴルフ場は山の中が多いので花粉症はつらいですよね。そんな中ナイスプレーでした!

色を合わせるだけでもチーム感が出ますよね! 2019年シーズンに参加されるみなさんもぜひ試してみてください!

カメラを向けると最高の笑顔で応えてくれる選手も多く、カメラマン冥利に尽きます。

この日はカメラに向かってきてくださる選手が多くて嬉しかったです!

個人的に一番好きなシーンは「ティショットをどこに落とすかを相談しているシーン」です。これを見た方は、特に相談していなくてもカメラを向けられたら相方と並んで何となーく指をさしてください(笑)。

ミスもつきもの! でもお互いにカバーし合えるのがスクランブルゴルフの良いところです。

相方のティショットを見守ります。

「新しく買ったドライバーがね…」まるで少年のように目をキラキラさせながらお話されてました。

ミックスクラスも負けてはいません。「ティショット、あの辺かな?」と指さす女性に応える男性、いいペアです。

男女ペアの良いところは女性選手のティイングエリアのアドバンテージ。男性選手を思い切りオーバードライブしまくります。アスリート女子、カッコイイ!

この日唯一の親子ペアは母と息子のペア「ハッピー!」の岩佐玲子選手、岩佐樹里哉選手。樹里哉選手はこの日見たフィニッシュの中でも特にカッコイイフィニッシュを見せてくれました。

もちろん玲子選手も負けていません。

躍動感のあるいい写真が撮れました!

この日の予想外な強い日差しに日傘も登場。

素敵なピース、ありがとうございます!

桜バックで素敵な1枚が撮れました!

最終ホールを笑顔でホールアウト。お疲れ様でした。

明るく楽しく素敵なおふたりでした(笑)。

■ オープンクラス上位入賞ペア

では、オープンクラスから結果を発表しましょう。第3位はアウト35、イン33、トータル68ストロークの4アンダーで野崎宏宇選手、余田裕之選手の「シャンシャン」です。「もったいないところもあったけど、まあまあだったと思います。一番最初にバーディがとれて気分も良いままプレーができたと思います」とのことでした。

続いて第2位はアウト33、イン34、トータル67ストロークの5アンダーで樋口丈洋選手、大野行史選手の「SMTゴルフ同好会」です。「二人とも花粉症でツラい中、頑張りました。1打差で2位だけど、いつもこんな感じなので(笑)。二人とも調子が良くて、あとは二人で同じところでミスをしないとか、噛み合った感がありました。どっちかが上手くいってフォローできたと思います」とのコメントをいただきました。2位おめでとうございます!

そして優勝はアウト32、イン34、トータル66の6アンダーで関谷良明選手、南富士男選手の「鶴と鵜」です。「優勝の決めてはバーディラッシュですね。正直予想外の結果でした。気楽にできたのが良かったんだと思います。お互いに噛み合ってフォローができたのも良かったと思います」とのことでした。初代チャンピオン、おめでとうございます!

さて、このままミックスクラスにも行きましょう。第3位からの発表です。

■ ミックスクラス上位入賞ペア

第3位はアウト36、イン36、トータル72のパープレーで柳井由紀選手、長岡栄選手の「Amy and Boggy」です。「二人でたまに試合に出ています。今回は知り合いが見つけて一緒に予選に出ようということで出たんですが、その知り合いは予選落ちしてしまって。レディスティが結構前なので、一度も柳井さんをオーバードライブできなくて、残り3ホール地点で僕のティショットは4回しかとっていなくて、結構シビれましたね(笑)。ラスト3ホールをとって、自分一人でやるゴルフよりもプレッシャーかかりました。でもナイスコンビでした!」とのこと。スクランブルゴルフでは、決まった回数以上それぞれのティショットを選択しなければならないので、こういったシビれる状況になることも。これも楽しみのひとつかもしれませんね。

続いて第2位はアウト34、イン35、トータル69の3アンダーで高橋紀子選手、石井智和選手の「ルーナラード」です。実は優勝スコアと同スコアではあるんですが、マッチング方式にて2位となりました。「2位で悔しかったです。最後のロングでバーディチャンスにつけたんですが、どちらも決めきれず…。予選の時に優勝チームの岩佐親子と同じ組で、その時にも負けてしまったので決勝大会ではと思っていたんですが…。すごくお上手ですよね。悔しいけど、もう4月のエントリーも完了していますし、また次回頑張ります!」とのことでした。惜しかったですが、ナイスプレーでした!2位おめでとうございます!

そして栄えあるチャンピオンは、アウト35、イン34、トータル69の3アンダーで岩佐玲子選手、岩佐樹里哉選手の「ハッピー!」です。このペアは実は親子! 優勝者が親子なのは他の大会も合わせて初めてですね。「前から息子からダブルスに出たいと言ってもらっていて私がなかなか一人じゃ活躍できないので、思い出も兼ねて学生終わっちゃうともう一緒に回れなくなるからということで一緒に回ろうとなりました。とても楽しかったです」(玲子選手)「今回母とペアを組んで回るのは初めてだったので様子見なところもありましたが、こういう機会は学生のうちだけなので、2019年の家族ペアでの二冠も狙ってみようと思います」(樹里哉選手)とのことでした。素晴らしいプレーでした! 優勝おめでとうございます!

2018年シーズンの決勝大会もまもなく終了し、4月からは2019年シーズンがスタートします。仲間と楽しく真剣に試合をしてみたくなったら、まずはスクランブルゴルフから始めてみてはいかがでしょうか?

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